Critical Reasoning、「ロジカル思考」の世界へようこそ!
GMAT Critical Reasoningを勉強中の人はもちろん、受験生、ロジカル思考、頭の体操、推理小説愛好家、英語読解に興味がある人、挑戦歓迎!
[お題」GMAT Critical Reasoning Gcr-3 04
Two experimental garden plots were each planted with the same number of tomato plants.
Magnesium salts were added to the first plot butnot to the second.
The first plot produced 20 pounds of tomatoes and the second plot produced 10 pounds.
Since nothing else but water was added to either plot,
the higher yields in the first plot must have been due to the magnesium salts.
[Question]
Which of the following, if true, most seriously weakens the argument above?
(A) A small amount of the magnesium salts from the first plot leached into the second plot.
(B) Tomato plants in a third experimental plot, to which a high-nitrogen fertilizer was added, but no magnesium salts, produced I5 pounds of tomatoes.
(C) Four different types of tomatoes were grown in equal proportions in each of the plots.
(D) Some weeds that compete with tomatoes cannot tolerate high amounts of magnesium salts in the soil.
(E) The two experimental plots differed from each other with respect to soil texture and exposure to sunlight.
まずこれは、GMAT Critical Reasoning的に言えば、「Weaken」問題(マンマだけど。。。)。つまり、「相手(本文)の主張を、(最も強力に)論破する(ケチをつける)選択肢を選ぶ」のが課題。
まず、「Presmise(前提、厳然たる事実として分かってること)」は:
▽
1)二か所の庭地(XとYとしよう)にトマトを植えた。
2)Xにはマグネシウム塩を入れたが、Yには入れなかった。
3)Xのトマト収穫量は20ポンド、Yのは10ポンドだった。
4)それ以外に、何も加えていない。
で、本文の「Conclusion(結論)」は、
「Xの方が収穫量が多かったのは、マグネシウム塩を入れたおかげね」というもの。
で、我々の課題は、この「Conclusion(結論)」にケチをつける、というもの(A~Eの選択肢で、最も強烈にケチつけてるのは、どれか)。
▽
(A) は、「XからYへ、少量のマグネシウム塩が流れ込んだ」という主張。もし仮にそれがあったとしても、少量と言うことは、マグネシウム塩の量は、やっぱりXの方が多いのだから、「Xの方が収穫量が多かったのは、マグネシウム塩を入れたおかげね」という主張は論破でいない。
(B) は、XYとは別の庭地にマグネシウム塩とは別の、high-nitrogen fertilizer(高窒素肥料、でもそんなのどうでもいい)をいれたのについての記述。これって、関係ないよね。GMAT CRで俗に言う、「out of scope(無関係)」Tomato plants in a third experimental plot, to which a high-nitrogen fertilizer was added, but no magnesium salts, produced I5 pounds of tomatoes.
(C) も、どんな「トマトの種類」を植えたかについて語ってるけど、XYそれぞれに同じように植えたなら、それによって違いは出ないから、「out of scope(無関係)」。
(D) で言ってるのは、「マグネシウム塩に弱い雑草がある」と言うのだけど、ならXの方の収穫がむしろ増えて当然だよね。これはむしろ真逆に、上記の主張をSipport(よいしょ)してる。
(E) で言ってるのは、「XYは、土壌の種類と日照量が異なってたのさ」というもの。で、これが正解。
おい、ちょっと待て、そんなこと言ってないじゃないか、と思った諸君、CRの世界へようこそ!
上記の「Presmise(前提、厳然たる事実として分かってること)」は、あくまで「何を足したか」しか言っていないわけで、それ以外は語ってない。ということは(うん、とてもズルいが)「いやあ、実はモトが違ってたんですよ」と言われても、反論はできないでしょう?
このように、ロジックのアナをめぐっての攻防戦を繰り広げるのが、GMAT Critical Reasoningなのです。ちょっと面白いでしょう?!