GMAT Critical Reasoningの極意(In the first half)

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Critical Reasoning、「ロジカル思考」の世界へようこそ!

GMAT Critical Reasoningを勉強中の人はもちろん、受験生、ロジカル思考、頭の体操、推理小説愛好家、英語読解に興味がある人、挑戦歓迎!

[お題」GMAT Critical Reasoning GcrC-1 03

In the first half of this year, from January to June, about three million videocassette recorders were sold.

This number is only 35 percent of the total number of videocassette recorders sold last year.

Therefore, total sales of videocassette recorders will almost certainly be lower for this year than they were for last year.

[Question]

Which of the following, if true, most seriously weakens the conclusions above?

(A) The total number of vldeocassette recorders sold last year was lower than the total number sold in the year before that.

(B) Most people who are interested in owning a video-cassette recorder have already purchased one.

(C) Videocassette recorders are less expensive this year then they were last year.

(D) Of the videocassette recorders sold last year, almost 60 percent were sold in January.

(E) Typically, over 70 percent of the sales of video-cassette recorders in a year occur in the months of November and December.

[解題]

これも、「Weaken」問題。つまり、「相手(本文)の主張(通常argumentという)を、(最も強力に)論破する(ケチをつける)選択肢を(A) ~(E)の中から選ぶ」のが課題。

まず、「Premise(前提、厳然たる事実として分かってること)」は:

1)In the first half of this year, from January to June, about three million videocassette recorders were sold.

今年の前期(1月~6月)で300万台のビデオレコーダーが売れた。

(three millionなど数字は、細かいことは気にしない。脈絡から、1)大きいか小さいか、2)増えたか減ったか、のみ必要に応じて気に掛ける)

(videocassette recordersという事物も、当面「売った何か」という認識だけで十分。不要なものに気は使わない。じゃあ、気を使うべきものは何か。。。もちろんカンもあるが、crを100ケースくらいやってると見えてくる)

2)This number is only 35 percent of the total number of videocassette recorders sold last year.

これは去年の総売り上げの35%に過ぎない(onlyなど修飾表現はヒントになることが多いので、気を付ける)

で、本文の「Conclusion(結論)」は、

(Therefore=従って、という表現で、ここからがまとめ、つまり結論だとわかる)

Therefore, total sales of videocassette recorders will almost certainly be lower for this year than they were for last year.

従って、今年のビデオレコーダーの売り上げは、きっと去年の売り上げより下がるだろう。

で、我々の課題は、この「Conclusion(結論)」にケチをつける、というもの(A~Eの選択肢で、最も強烈にケチつけてるのは、どれか)。

簡単に言えば、「今年の総売り上げは去年より下がる」という主張に対して、「いや、下がらない」と言えばよい。

もう少しまとめれば、

「今年前期の売り上げが、去年の総売り上げのたった35%(つまり半分に満たない)のだから、今年の総売り上げは、去年より下がるだろう」という主張に対して、

1)「今年前期の売り上げが、去年の総売り上げのたった35%(つまり半分に満たない)」だからといって

(論拠)

2)今年の総売り上げは、去年より下がるだろう」なんて言っちゃっていいの、おかしいんじゃない?と反論すればいい。

では、それはどうすればいいかと言うと、(ほら、もう見えてるでしょう!)

1)「今年前期の売り上げが、去年の総売り上げのたった35%(つまり半分に満たない)」であっても、

ー2)今年の総売り上げは、去年より下がる「わけではない・とは限らない」と言った」ロジック(シチュエーション)をA~Eから探せばいい。

さてここでちょっと人生体験も導入しよう。

ものが売れる時期って、毎月均一じゃないですよね。

例えば、チョコレートが最も売れるのは?

そう、バレンタインの時期。

で、その他商品がさばきやすい時期は?

Yes! 年末商戦ですよね。

ということは、仮に1~6月にあまり売れなくても、年末でガバガバ売れたら挽回できる。

といった着想で、選択肢を見ていけば、手っ取り早い。

で、そういったのを示唆してる選択肢は?

(E) Typically, over 70 percent of the sales of video-cassette recorders in a year occur in the months of November and

December.

ビデオレコーダーの7割の売り上げは、11~12月。

もしそうならば、今年は前期で既に35%売り上げてるのだから、その後年末商戦で70%売り上げるとするなら、今年は去年に対して105%、つまり、売れないどころか、売り上げぐっどということに。