目次
MBAランキングの種類
MBAランキングは海外の様々なメディアが毎年発表しています。この記事では、その中でも特に有名な4つを紹介します。
- The Economist – Full-time MBA Ranking
- Financial Times – Global MBA Ranking
- U.S. News Ranking – Best Business School
- QS – Global MBA Ranking
ランキングは、言わば「人気度」なので、ランキングの高い学校は受験難易度も高くなります。トップ10に入る大学院は多少の入れ替えはありますが、Harvard、 Stanford、 MIT、 Wharton、 LBS、 INSEADは毎年上位に入っています。
The Economist – Full-time MBA Ranking
ランキング | 大学院 |
---|---|
1位 | Harvard Business School |
2位 | The Wharton School at the University of Pennsylvania |
3位 | Northwestern University Kellogg School of Management |
4位 | Columbia Business School |
5位 | MIT Sloan School of Management |
6位 | Duke University Fuqua School of Business |
7位 | HEC Paris |
8位 | Stanford University Graduate School of Business |
9位 | University of Chicago Booth School of Business |
10位 | University of Michigan Stephen M. Ross School of Business |
The EconomistのMBAランキングは、在学生と卒業生の給与、平均GMATスコア、人数などの調査結果をもとにランクが付けられています。
米国のトップMBAのほとんどは、パンデミックのために昨年のエコノミストランキングから棄権しました。その結果、ヨーロッパのMBAとアメリカのMBAの半分がトップ10にランクインしています。
Financial Times – Global MBA Ranking
ランキング | 大学院 |
---|---|
1位 | University of Pennsylvania: Wharton |
2位 | Columbia Business School |
3位 | Insead |
3位 | Harvard Business School |
5位 | Northwestern University, Kellogg School of Management |
6位 | Stanford Graduate School of Business |
7位 | University of Chicago: Booth |
8位 | London Business School |
9位 | Yale School of Management |
10位 | Iese Business School |
Financial TImesのMBAランキングは20の基準をもとにランク付されています。卒業後3年間の平均給与を最も重視しているため、卒業後の収入が高い大学院が上位になりやすいです。
Financil Times MBAランキング
MBA 2022 – Business school rankings from the Financial Times – FT.com
Financial Times MBAランキング評価基準
FT Global MBA Ranking 2022: methodology and key | Financial Times
U.S. News Ranking – Best Business School
ランキング | 大学院 |
---|---|
1位 | University of Chicago |
1位 | University of Pennsylvania |
3位 | Northwestern University |
3位 | Stanford University |
5位 | Harvard University |
5位 | Massachusetts Institute of Technology (Sloan) |
7位 | Yale University |
8位 | Columbia University |
8位 | University of California, Berkeley (Haas) |
10位 | University of Michigan–Ann Arbor (Ross) |
U.S. Newsのランキング基準は他ランキングと同じく、卒業生の平均初任給や平均GMATスコアを基準にしています。それ以外にもビジネススクールの学部長やディレクターが他の大学院のMBAを評価した結果や、企業の採用担当者の評価にも重きを置いているのが面白いところかもしれません。
U.S. News MBAランキング
2023 Best Business Schools (MBA) – US News Rankings
U.S. News MBAランキング評価基準
Methodology: 2023 Best Business Schools Rankings
QS World University Global MBA Ranking 2022
ランキング | 大学院 |
---|---|
1位 | Stanford Graduate School of Business |
2位 | Harvard Business School |
2位 | Penn (Wharton) |
4位 | HEC Paris |
5位 | MIT (Sloan) |
5位 | London Business School |
7位 | IE Business School |
8位 | INSEAD |
8位 | Columbia Business School |
10位 | IESE Business School |
QSのMBAランキングはグローバル企業からの評価に重きを置いています。雇用する側の目線で評価が高い大学院が上位にランクインしやすくなっています。
QS MBAランキング
QS Global MBA Rankings: Global 2022 | Top Universities
QS MBAランキング評価基準
QS Global MBA Rankings 2022 – Methodology | TopMBA.com
MBA留学先の選び方
MBAランキングトップの大学院で学ぶメリット
ランキングトップの大学院へ行くメリットは2つあります。
- 最新の研究を、最高の教師によって学べる
- 世界中から集まった優秀な人達とコネクションができる
この2つのうち、特にコネクションはその先のキャリアパスにも大いに影響します。MBAを卒業し、次のキャリアに移った時、このMBA時代のネットワークが真価を発揮します。
トップスクール卒業者であれば、それぞれの分野で、やはりトップの地位につくでしょう。例えば自分が始めた電気自動車事業をグローバル展開をしたいとしましょう。もしかつてのMBA仲間が、ある商社の自動車部門にいたら、1から信頼関係を立てていくのとは全く違うスピード感で、 ビジネスが進むと考えていいでしょう。
MBAランキングトップの大学院に行くのが正解なのか?
ランキングトップの大学院に行くメリットは前述しましたが、必ずしもトップの大学院に行くのが正解とは限りません。
私の教え子でアフリカでビジネスをしたくて、アフリカと繋がりの深いポルトガルのMBAを取得した人がいました。
彼女はポルトガル唯一のMBA、マジェラン大学に進学。現地では「ポルトガルと日本の400年以上の友好関係において、初の日本人MBA留学生!」として海外メデイアにも取り上げられました。彼女は将来、ポルトガルとアフリカそして日本をビジネスで繋ぐ、立役者になっていくでしょう。
このように、自分でしっかりと目標を持っていて、それに合うMBAがあるのなら、その学校がトップ10入りしていなくても、どんなに無名であっても、目的に合う学校あれば、それが自分にとっての「ベストスクール」なのです。
まとめ
この記事では4つのメディアが発表したMBAランキングと、MBA留学先の選び方についてまとめました。
MBAランキングトップの大学で学ぶのはもちろん、メリットが大きいです。
ただし、自分の目標に合うMBAがあるのなら、そちらを選ぶ方がいいでしょう。
留学先は将来のキャリアに深く関わるので、選ぶのがとても難しいです。
留学先選びで悩んでいる、などのお悩みがありましたらMBA留学無料相談も受け付けていますので、お気軽にご相談ください!
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